近年社会問題となっている、複数の消費者金融から融資を受けて
金利負担などに耐え切れず多重債務になってしまう問題。
この多重債務問題を考えるシンポジウムが熊本市で開かれました。
西日本新聞の記事によると、
(引用ここから)
多重債務借り手の対策を 「まじめな人ほど陥りがち」 熊本市でシンポジウム
多重債務の心理的要因について活発な論議が交わされた「お金とこころのセミナー」
国民の8.5人に1人が消費者金融利用者といわれる中、
多重債務問題を借り手の心理面から考えようというシンポジウム
「お金とこころのセミナー」(市民団体「みんなで知ろう」主催)が、熊本市で開かれた。
ギャンブルや買い物といった無計画な浪費だけでなく、
収入減による生活苦など、やむにやまれぬ理由で借金を重ねる人も増えている。
専門家は「家族に借金を打ち明けられないまじめな人ほど多重債務に陥りやすい」とし、
貸金業者に対する規制強化だけでなく、相談態勢の充実や金銭教育による未然防止、
社会的偏見の排除など「借りる側」への対策が必要だと訴えた。
講演者2人の発言要旨を紹介する。 (下崎千加)
●「相談」「教育」態勢つくれ 「お金の学校くまもと」代表 徳村美佳さん
小学生に金銭教育を行ったり、多重債務者の相談に乗ったりしているが、
いつも同じ疑問にぶつかる。経済不況、無人契約機の登場、
テレビCMで薄れた借金への抵抗感、ヤミ金融の暗躍など社会的背景は同じなのに、
なぜひっかかる人と、ひっかからない人に分かれるのか、ということだ。
優良企業に勤務する女性が買い物依存症になり、
家族にも恋人にも内証で借金を繰り返した例があった。
多重債務者に共通するのは、「家族や友人には打ち明けられない」ということだ。
本当の自分の姿をさらけ出せない人間関係の希薄さと、
「借金は恥」という日本人の固定観念が追い打ちをかけているのではないか。
政府はようやく法改正で金利引き下げや過剰貸し付けの禁止など貸し出し側の
問題に対応し始めたが、借り手側へのアプローチは不十分だ。
交通事故で仕事ができなくなったりして多重債務に陥る可能性はだれでもある。
子どものころからの金銭教育を進め、「お金にだらしがないだけ」という債務者への
偏見を排除し、相談しやすい態勢を築かなければ、問題はなくならない。
(引用ここまで)
消費者金融の金利や過払い金などに関しては法律の改正もあって、
かなり注目されていますが、
教育や心の問題、社会背景についてはあまり議論されていない気がします。
これでは法律が変わったところで、
低金利の代償として審査を厳しくした消費者金融から弾かれた人々が、
ヤミ金に流れる結果に終るだけかもしれません。
私自身の話をさせてもらえば、
ギャンブルなどとは無縁のまあ、マジメな男です。
仕事もしてました。
でも急な出費などのために消費者金融を利用しはじめて、
気がつけば、金利の返済でいっぱいいっぱいという状況にまで陥りました。
私自身の問題がほとんどでしょう。
でも、企業は儲かっているのに、労働者が潤わない社会構造も
原因のひとつではあると思います。
「俺が悪いんじゃない。社会が悪いんだ。」って言ってるみたいで、
カッコ悪いですが・・・(汗)
ギャンブルや浪費はともかく、
これだけ生活のために高金利の消費者金融を利用する人が多い社会は
どこかしら歪みがあるのだと思います。
消費者金融、及び多重債務について
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